ORLACO PRODUCTS B.V./オーラコ
エディー ミューラー様
ヘビーデューティーカメラ・モニターシステムの製造を手がける世界的メーカーのORLACO(オラコ)。同社のシステムは世界中の建設機械・フォークリフト・大型トラックに使用されています。オラコにとって初めて参加した日本の展示会となった「ジャパントラックショー」。
この機会に、その経緯や成果などについてお話をお伺いしました。
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ORLACO PRODUCTS B.V.出展ブース
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納入が決定した富士運輸株式会社 松岡社長(左)とORLACO PRODUCTS B.V.エディー ミューラー氏(右)
オランダの世界的なカメラメーカー“Orlaco”について詳しく教えてください。
Orlacoは、オランダで約30年前に設立されました。全ての製品はオラコにて開発され、オランダの工場で製造しています。当社は、高品質で丈夫な製品を開発し、当社製品は世界中で購入可能で、多くの建設機械・クレーン・フォークリフト・トラックの大手メーカーにて採用されています。
Orlacoはどのようにして日本市場で事業拡大していますか?
また、ジャパントラックショーで出展することを決めた理由を教えてください。
日本ですでにオラコのシステムは、複数の建設機械やクレーンやフォークリフトに使われています。我々は7年前に日本での展開をスタートしており、現在、そのマーケットのメーカーのほとんどはオラコの社名はもちろん、商品が高品質であることもご存知です。
ヨーロッパ市場においては、当社はトラックのトップメーカーにも商品を供給しています。多くのトラックで、私たちのカメラシステム(リアビューカメラ、コーナーアイシステム、レーダーシステム、そして安全性を提供する他のソリューション)が採用されています。
ジャパントラックショー2016まで、当社はまだトラック市場にアプローチできずにいましたが、この展示会は、当社商品、とりわけ“CORNER EYE(コーナーアイ)”にとって良いチャンスとなりました。コーナーアイは日本のトラックにとって完璧なソリューションであると信じております。なぜなら、コーナーアイはドライバーに向けて、トラックの正面と側面の完全な270度のビューを表示します。それはドライバーにすべての死角を示し、多くの事故を減少させることでしょう。日本の物流会社は、安全性を高めるために、この製品を使用することに非常に関心があると考えています。
バックカメラはかなり普及してきた印象ですが、コーナーアイはサイドミラーに代わる存在ということですね?
日本ではすでに多くのトラックがリアビューカメラを採用しています。もちろん当社もヨーロッパで有名なメーカーとして日本で販売することも可能ですが、当社のメインはあくまで一つのカメラで側面と前面を見る事ができるコーナーアイシステムです。
ヨーロッパ市場の今後のトレンドはミラーに替わるカメラです。その開発の最初の一手がミラーから側面および前面を見るカメラへの変更です。日本の政府もまた、日本でもカメラシステムはミラーの代替品になるとアナウンスしています。日本でも同じトレンドが起きようとしているのです。
ドライバーが、ミラーではなくカメラシステムに慣れるには時間がかかります。コーナーアイのメリットは、既存のミラーと共に使用でき、ドライバーにさらに多くの視野を提供することができます。コーナーアイはミラーよりも多くの視野を捉えることができ、将来的にミラーから替わることになります。
トラックショーに出展されていかがでしたか?
日本での展示会は初めての試みだったこともあり、どのようなお客様に来ていただけるのか最初は不安もありました。でも、いま結果として、出展してよかったと本当に思っています。我々がお会いした来場者様は知識が豊富でプロフェッショナルの方ばかりでした。また、物流企業のオーナーやOEMを手がけるエンジニアなど、まさにターゲットとしている方々に会えたことが大きな収穫でした。
出展ブースの工夫された点は?
ブースの角をトラックの助手席側の角に見立て、実際にカメラで撮影し、ブース内の大型スクリーンに映し出しました。ブースへの来訪者様はディスプレイでHDクオリティのカメラによる広範囲を見ることができました。これはトラックドライバーが見るものと同様です。また、さまざまな商品の動画を表示するための大きなテレビ画面を設置いたしました。「Vision is our Mission」がオラコのスローガンであるため、特別なオルラコサングラスを多くの来場者に渡しました。
車両への取付が完了した、コーナーアイ(右)とディスプレイシステム(左)
今回の出展は御社によい結果をもたらしましたか?
はい。新しいお客様から前向きな返答をいただくことができました。また多くの興味がある潜在的なお客様やディーラー様と会うことができました。また、日本の物流会社である富士運輸株式会社様にコーナーアイシステムを導入しました。富士運輸様とのビジネスを拡大し、多くのトラックに導入することができると期待しています。また、我々は他のお客様やディーラー様も見つけて、大型トラックメーカーのアフターマーケットプログラムについて話し合っています。
最後にジャパントラックショーへの期待や感想をお願いします。
運営もスムーズで困った点も特になかったですね。私たちは将来的にもっと国際的な雰囲気になる事を期待しています。英語を話すスタッフが増えても良いですね。 次のトラックショーでも、日本市場でのさらなるプロモーションを目指して展示します。
エディーさん、今回は貴重なお話とトラックショーへの温かいお言葉をどうもありがとうございました。