ディーアイシージャパン株式会社
代表取締役社長 松縄 眞 様
整備・メンテナンス業界はかつてない変革の時を迎えているなか、「IT」を更に進化させ、クライアントの業務改善はもちろん、その先のエンドユーザーとのより良い関係をつくるコミュニケーションの変革までをも目指す同社。
第一回のジャパントラックショー2016からご出展をされてのご感想や反響を、代表取締役社長の松縄眞様に伺いました。
御社製品やサービスの概要について教えてください。
自動車の販売・整備・登録・リサイクル業者向けバックヤードシステムの開発から導入、サポートまでを一括しておこなっております。
主に自社工場をお持ちの整備会社様などでおこなう修理や車検に関する業務システムです。2016年の初出展ではこちらをメインにPRする目的でした。
現在ではユーザーにとってより簡単で、正確に業務がおこなえるようバージョンアップし、クラウド対応したシステムもリリースしたおかげで全国の整備工場様、販売店様ご利用頂いております。
また、30年以上培ってきたこの現場ノウハウを活かし、商用車向けの整備・点検パッケージソフトも手掛けております。
こちらは大型車両の修理見積りや検査申請、各種帳票出力などに対応しており、前回2018年出展時に重点展示としておりました。
ご出展の経緯や目的はどのようなものでしょうか。
これまでさまざまな展示会に出展してきましたがトラック業界に特化した展示会というのは初めてで、当社製品のユーザーに近い方々と直接コミュニケーションがとれる良い機会だと思い、出展を決めました。
実際にご出展いただき、反響などはいかがでしたか?
大きな展示会であればあるほど、ブースにたくさんの人が集まったとしても実際にアプローチができたりその後に繋がるお話ができたりするケースは少ないといったことが展示会“あるある”ですが、ジャパントラックショーでは名刺交換だけにとどまらずより具体的なニーズを伺えたり、展示会後も定期的に訪問できるきっかけを作ったりすることができました。
そういった意味では質の高い出会いが多かったと思います。2016年、2018年と続けて出展しているのも、ユーザー層にダイレクトマーケティングが可能であることが理由です。
御社製品をPRするにあたり、なにか工夫されたことはありますか?
これは自動車業界にも言えることですが、ユーザーの多くは機械は得意だけれどもシステムは面倒なものだと考えています。
まずはその壁を取り払うことです。
コンピュータにできる事はコンピュータに任せて、人は人として行うべき仕事に集中することで、会社は業績を伸ばしていく。そのお手伝いをすることが、私たちの開発の原点です。システムを導入することは“コスト”ではなく“投資”であることを、丁寧にご説明しました。
通路に面したエリアでは、実際のユーザー様からいただいたご質問を取り上げながらデモンストレーションをおこない、より実際の業務に寄り添った使いやすさであることをアピールしました。
また、ブース内にカフェを併設し、オープンで立ち寄りやすい空間づくりを目指しました。当社のエスプレッソはとてもご好評いただいておりました。
次回ジャパントラックショー2020への期待をお聞かせください。
次回もより多くの方にご来場いただけると嬉しいです。
トラック業界にとどまらず、世の中のさまざまな分野でIoT化が進む中で、業界の課題に即した未来的な展示で盛り上がるといいなと思います。
そんな何か開発のヒントになるような展示に刺激を受けながら、当社もITに何ができるかを追求してまいりたいと思います。
-松縄様、貴重なお話をどうもありがとうございました。