リフレックスアレン・ジャパン株式会社
代表取締役社長 植田 聡様

リフレックスアレン・ジャパンは、イタリアのモーターバレーとして有名なモデナの中心地に近いグイリアという街で30年前に誕生、いまやMotoGPやF1に参戦するレーシングチームに採用されるなど、世界中の自動車メーカーのTier1サプライヤーとして部品を供給するリフレックスアレングループの日本法人です。
2016年から連続出展をしている同社の代表取締役社長 植田 聡様に、ジャパントラックショーに出展する目的や部品メーカーとして感じる業界の展望などをうかがってきました。

御社製品やサービスの概要について教えてください。

RA logo white

リフレックスアレンは元々、社名にもなっている反射素材をメインに扱っていましたが、会社が成長する過程でナイロン素材やコイルの製造技術を得ました。トラクタ向けに供給しているトレーラーと接続するためのエアブレーキコイルや電気コイルケーブルは信頼性が高く、品質が安定していると評価をいただいております。
また液状あるいはガス状の流体をエンジンおよび周辺システム内で安全に供給させるためのナイロンチューブ類の製品も幅広く開発しており、エアブレーキシステム用のナイロンチューブと合わせ当社供給実績の8割ほどを占めています。現在では世界10拠点で開発・製造をおこない、およそ5,000品目の製品が31か国で流通しています。
日本支社は2013年に設立され、主要トラックメーカー、トレーラーメーカー、架装メーカーのTier1サプライヤーとしてエアブレーキシステム用の素管や、同じ素材を熱によって成型した流体用チューブ、ジャンパーケーブルなど様々な部品を供給しております。

 

ジャパントラックショーをお知りになったきっかけとご出展の経緯をお聞かせください。

代表取締役社長 植田 聡様

代表取締役社長 植田 聡様

まずは新聞記事で読んだことがきっかけで存在を知りました。日本で唯一の商用車に特化した展示会であれば是非出てみたいと思いました。
第一回開催の2016年は、日本におけるブランド認知度がまだ浅かったため、OEメーカーのエンジニアや開発の方、アフターマーケットの購買の方などに広く当社の製品を見てもらい、販路開拓を狙っての出展でした。
2018年は主にアフターマーケットのお客様に向けて、コイルやケーブル、変換コネクターなどのアクセサリー類や、法制化が予想されるトラック・トレーラー向けの高品質な反射テープも展示しました。

 

実際にご出展いただき、反響などはいかがでしたか?

2018年出展時のブース

2018年出展時のブース

はじめは正直どれくらいの反響があるのか予想しづらかったですが、出展時にブースにいらっしゃったOEメーカー2社様と商談に繋がったり、アフターマーケットのユーザー様についても、古くから当社の製品については知っていたが、実際にブースで見て触って購入を検討されたというケースも多いようで、順調に売り上げを伸ばしています。わたしが就任した5年前に比べると、およそ3倍に売り上げが伸びています。これは一概に展示会だけの効果ではないと思いますが、展示会の効果というのは即効性のあるものではなく、少しずつブランドへの認知度や信頼度が増すことにより徐々に相乗効果を発揮してくるものだと思います。そういった意味で、2016年からの参加は会社成長の一助になっていると思います。

 

次回ご出展予定の内容を少しだけうかがえますか?

メインに何を出すのかはまだ悩みどころなのですが、業界のトレンドとしては運転支援システムやIoTなど機械側の先進技術に注目が集まっていますね。ですが商用車においては、まだまだディーゼルエンジンに頼らざるを得ない状況です。
排ガス規制など、環境負荷軽減への法整備はますます進んでいくと思うので、それに対応した新たなデバイスを追加しようとすると、どうしても車体が重くなります。部品メーカーである我々ができることとしては、これまでスチールやアルミだった部分をナイロン素材に置き換えることで大幅な軽量化をはかることです。そういった観点で未来・都市型の展示ができればいいなと思います。

 

ジャパントラックショーが今後こうなったらいいと思うことはありますか?

分かりやすく言うなら、IAAレベルのショーになってほしいと思います。主催者の皆さんにプレッシャーをかけるわけではありませんが(笑)。
Tier1Tier2の出展が増えてくると、おのずとOEメーカーの来場者が増えると思っています。ひとつのジャンルだけで一棟の展示棟を構成するというのは、やはりダイナミックでいいですよね。
商用車に特化した展示会だからこそ、乗用車とは違った目線で、Tier1・Tier2周辺の部品供給企業がトラックメーカーを支えていることが見える展示会になるといいなと思います。
それとわたし個人としては、物流の大きな部分であるドライバーの方が、早く確実にそして無事に物を運ぶことができる、運転支援システムなどの実用化を早く見てみたいですね。

 

-植田様、貴重なお話をどうもありがとうございました。
協力:リフレックスアレン・ジャパン株式会社