株式会社ヨシノ自動車
代表取締役社長 中西 俊介様
整備部副自動車検査長 中渡瀬 アルフレッド様
ジャパントラックショー2018に初出展した同社代表取締役社長 中西 俊介様(以下、中)と整備部副自動車検査長 中渡瀬 アルフレッド様(以下、ア)に、ご出展の決め手や展示会当日ひときわ注目を集めていたブース設営の裏話などをうかがってきました!
御社製品やサービスの概要について教えてください。
中)ヨシノ自動車は、全国で11社しかないボルボ・トラックの正規代理店です。ボルボ・トラックは、燃費性能に優れ欧州の厳しい排ガス規制をクリアし、安全性においても世界最高レベルです。当社では正規ディーラーとして販売から整備・点検までをおこない、コスト削減のためのアドバイスもさせていただいております。
トラックに関する多様な事業を複合的に展開しているため、「ヨシノは何でもやっているからとりあえず話してみよう」と、気軽に相談してくださるお客様がとても多いです。その相談に応えられるプロフェッショナルなコンサルティングこそがヨシノ自動車の強みなのだと考えています。
ホームページや動画などユニークな見せ方をされていますね。
中)もともとの発案はわたしです。当社のお客様はトラックのプロなので、現物を見れば分かるようなスペックを長々と記載するより、それぞれのトラックがどんな現場に向いているのか、どんな作業が得意かなどを端的に見せたほうが分かりやすいと思ったんです。あとは面白おかしく見せた方が読み手も楽しいし、どんな人にも身近に感じてもらえるといいなと思っています。
ア)実際初めてお問い合わせくださるお客様に、「動画に出てくる店長さんだよね?」とよく聞かれます(笑)。初対面でも距離感が縮まりやすいし、会社として覚えていただきやすいです。
ジャパントラックショーへのご出展の決め手はなんでしたか。
中)ジャパントラックショー事務局からのDMや案内などで大まかな内容は把握していたものの、実際どんな雰囲気なのか、当社が出展して成果が出せる展示会なのか、など心配はありました。
2016年開催では出展を見送りましたが、当日会場を見に行き、トラックメーカーだけでなくさまざまなジャンルの出展社が見られ、文字通り“トラックの総合展示会”といった雰囲気でした。これをきっかけに、本格的に出展に向け検討を始めました。
また、2018年は創立60周年を迎えたこともあり、大きなイベントを企画し社員一丸となって取り組むことで、新たな気持ちで61年目のスタートを切りたいと思う気持ちもありました。
個性的なブース設営でしたが、どなたの発案ですか。
ア)プロジェクトチームが私を入れて6人いるのですが、みんなでアイディアを持ち寄りました。最終的には「黒と白を基調にクールに」、「トラックをかっこよく見せたい」、「パーティー感を出す」などそれぞれを融合させてイメージを固めていきました。
当日は3人のDJに代わる代わるパフォーマンスをしていただき、車両のそばには海外のモデルさんに立ってもらい、とても華やかな雰囲気になりました。ブースにお越しいただいた皆さんにはたくさん写真を撮っていただいて、運転席の試乗も大盛況でした。次回は製品をよく見せるだけでなく、落ち着いてお話がうかがえる席も工夫しようと思います。
次回ジャパントラックショー2020への期待をお聞かせください。
中)今後、トラックが燃料電池車や電気自動車になったとしても、トラックというカテゴリーはなくならないはずです。やるからには、出来るだけ長く続いていく業界にしていきたい。それには、トラックが人々の生活になくてはならないものとして認知され、ドライバーの方をはじめ物流に携わる人たちがそれを支えていることに、もっとスポットが当たる必要があると思います。
当社はメーカーではないですが、トラックを使う人の立場に立ったソリューション事業者として、それに寄与していきたいと思います。ジャパントラックショーもそんな業界イメージの向上につながるような展示会であり続けることを願っています。
-中西様、中渡瀬様、貴重なお話をどうもありがとうございました。
協力:株式会社ヨシノ自動車