株式会社タイガー
代表取締役社長 竹添 幸男様
取締役 販売促進部部長 成澤 正照様
販売促進部販売促進課リーダー 井上 敦士様
御社製品やサービスの概要について教えてください。
竹)運輸・運送業務を総合的に管理できる基幹システムをはじめ、配車管理や労務管理、アルコール検知器を利用したシステムなど様々なソリューションの開発と、デジタルタコグラフ、ドライブレコーダーなどの車載機を扱っております。
井)初回出展時から展示をしているクラウド型のドライブレコーダー管理システムは、通信型ドライブレコーダーと連動したWEBアプリケーションのため、運転動画を記録・撮影するだけではなく、「重大な危険運転」「急減速」「急加速」「急ハンドル」「速度超過」などの項目で「危険運転」を自動で判定し随時クラウドにアップロードすることにより、リアルタイムで危険運転を管理者にお知らせすることが可能です。運転状況の分析や事故の原因調査にも役立つ製品です。
ジャパントラックショーへのご出展の決め手はなんでしたか。
竹)展示会自体は知り合いの紹介で知り、2016年当時は新製品を出すタイミングとマッチした為最初の出展を決めました。その1回目でいきなりwebシステムの成約がとれるなど成果が見えたため、2回目となる2018年も出展することになりました。
井)当社システム開発への助成金が、販路拡大を目的とした展示会出展も助成対象として認められたことも後押しになりました。
2度ご出展されてみて、反響などはいかがでしたか?
井)はじめは試してみようという感じで出展を決めました。物流企業の経営層の方々など、当社製品をPRしたい方に直接お会いできていると思います。
展示会の性質上、当日にたくさんの成果を感じることは難しいですが、製品やブランドの認知度を上げたり製品を実際に見て触っていただけたり、大きなアピールの場になっていると思います。
竹)もともと当社製品のユーザー様であった方でも、地方からお越しになって当社のブースを見つけてくださり、こんな新製品が出たんだと、直接ご説明できる機会になったのはよかったと思います。
成)ジャパントラックショーに出展していることをお伝えするとお客様にも喜ばれます。物流業界において、各社の新製品を自分の目で見て品定めができたりコンセプトカーを見たりできるのは、ジャパントラックショーだけかなと思います。
次回ご出展予定の内容を少しだけうかがえますか?
竹)今年になり国交省などが企業へ「ホワイト物流」推進運動への参加を要請し、ますます業務の効率化や安全対策は必須となります。
次回も主力製品である基幹システムや安全管理システムは継続してPRするつもりですが、現在中小規模向けのあらたな在庫管理システムの開発を進めていますので、そちらも展示できればと考えています。
井)中小規模の会社様で、既存の大掛かりな在庫管理システムほどは必要ないといった方がターゲットです。当社の基幹システムとの連動により、大幅な業務効率化を実現できると思っています。
痒い所に手が届き、バランスのいいご提案をしていきたいと考えていますので、運輸経営でお困りのことはなんでもご相談いただきたいと思います。
今後の業界トレンドは何だと思いますか?
成)近年物流業界においても「ラストワンマイル」がキーワードとなっていますが、EC市場が大きくなるにつれ、好きな場所で好きな時間に荷物を受け取れるという物流体制は今後も拡大していくと思います。
企業は送料無料や当日配送などラストワンマイルの物流サービスによって差別化をはかり、人材不足や働き方改革との兼ね合いで、実現のためには中継輸送や共同配送が増えると思います。
竹)当社はシステムやIoT、さまざまなハードとソフトを活用し、そういった複雑な物流をより効率的かつより安全におこなえる運送ソリューションをご提案してまいりたいと思います。
-竹添様、成澤様、井上様、貴重なお話をどうもありがとうございました。
協力:株式会社タイガー